クラウドFEA - Sesamのクラウド計算サービス
洋上エンジニアリングにおける設計および強度評価のため、より高速な解析をクラウドFEAソフトウェアが実行します
解析時間を短縮するクラウドFEA
洋上プロジェクトの設計および強度評価に必要な有限要素解析(FEA)は、増加と複雑化が進んでいます。また、プロジェクト・チームは、作業時間の短縮とコスト効率の改善を求めるプレッシャーにさらされています。所要時間ですべての解析を実行するには、相当の計算能力が必要です。
処理能力への要求が高まる中、ハードウェア、ITスタッフ、およびアップグレードに投資する選択肢もあります。また、クラウドの計算能力もしくはローカルITインフラストラクチャーとクラウドを組み合わせた計算能力を活用することもできます。
クラウドFEAとは?
クラウドFEAコンピューティングは、多数の荷重ケースの有限要素解析(FEA)を実行するために設定可能な計算資源の共有プールをオンデマンドでネットワーク利用できるサービスです。柔軟性と拡張性が高いため、オンプレミス解析に必要な時間の何分の一かに実行時間を短縮し、構造エンジニアリングの効率を大幅に向上できます。
クラウドでの構造解析
クラウド計算サービスにより、利用できる計算能力が事実上無限になります。DNVのクラウドFEA計算サービスを使用するユーザーは、クラウドで構造解析を実行し、多数の荷重ケースを高速で同時実行できます。解析の状況はオンラインでモニタリングでき、必要な場合、実行終了後に結果を自動ダウンロードできます。
クラウドFEAは、次のように、洋上エンジニアリングの効率を向上させます:
- クラウド上の計算資源を利用できるため、時間のかかる計算を専門のデータ・センターに外部委託し、仮想マシンを必要なだけ期限付きで使用できます。
- クラウドFEAで解析を同時に実行することで、荷重ケースの大きい集合に対する結果をローカルの場合と比べてはるかに高速に返すことができます。同時実行数が多いほど、(資源が限られたローカル・マシンと比べて)高速になります。
- 設計サイクルを短縮できれば、与えられたプロジェクト期限内における設計反復の回数が増え、設計をさらに最適化して競争上の優位性を獲得できます。
現在、Sesamのクラウド計算サービスは、洋上風車向けSesam( Sesam for offshore wind)でご利用いただけます。