洋上風力発電支持構造物
洋上風力発電開発のための堅牢で、コストが最適化された支持構造物の実現
洋上風力発電開発の支持構造物設計には、陸上プロジェクトと比べ、特有の課題があります。発展を遂げる新市場において、開発事業者やエンジニアリング業者は、中国の深海軟質地盤や、台湾・日本における台風と地震に耐える支持構造物の建設といった、洋上風力開発特有の課題に取り組む一方、既存市場の経験や知識を積極的に学ぼうとしています。そして、洋上風力産業が補助金ゼロの時代へと向かう中、コスト低減要求の高まりや、風車サイズの大型化に伴う新たな構造面の課題にも直面しています。
初期計画段階から、設計、建設まで、利害関係者にとって、技術、コスト、デューデリジェンスの観点から設計をレビューする第三者サポートが不可欠です。
計画から建設まで、洋上風力設計をサポート
DNVは、全ての開発段階を通じ、専門知識、独自の分析と経験を提供します。弊社は、建設段階における支持構造物エンジニアリング作業を一貫してサポートします。地盤工学の専門性を含む広範な知識と独自のコスト最適化ツールを駆使して、お客様の設計を検証し、LCOE(平準化発電コスト)最適化をサポートします。
サービス内容:
- 設計の基準となるサイト環境条件の評価と設計の策定
- 弊社独自のツール、 Turbine.Architect、 Bladed、Turbine.Architect, Bladed, Sesamを用いた設計評価、設計支援
- 最適コスト基礎オプションを含む、事業化調査とコンセプト選定
- サイト評価を含む、地盤工学分析、レビューおよびサポート
- 事業化調査、予備FEED 並びに FEED調査
- EPC並びに風車の入札募集文書・技術仕様書の作成
- オーナーズエンジニア: 基礎契約に関する交渉と管理、設計リスクアセスメントの実施
- 設計検証・レビューを支援する並列設計と設計確認
- トラブルシューティング、技術的問題に関するコンサルティング
- 施工後の再解析(例: 疲労評価、モノパイルの打設性逆解析)
- 組立、技術仕様、工程・溶接手順書 /方法書レビュー、検査
- 据付工程・方法書レビュー、モノパイル打設性、据付コンセプト調査
- 設計研究所向け技能構築・研修コース
- 詳細設計支援並びにワークパッケージの提供
- 寿命延長、負荷解析
契約した業務の仕様に応じて、レポートやコンセプト設計図書等の成果品を提出致します。
経験豊かな洋上風力発電チーム
DNVは、1997年以来、洋上風力発電市場で主導的に活動しています。2006年以来、経験豊かなチームが顧客サポートを提供、6GWを超える洋上風力発電プロジェクトに関与しています。メンバーは、弊社独自の Turbine.Architect 平準化発電コストツール)等、広範なツールを使用する能力を備えています。Turbine.Architectは、モノパイル、ジャケット、重力式を含む支持構造物を、スピーディで効果的に最適コストで具現化するツールです。