内閣府プロジェクトSIP第1期、第2期のプログラム・ディレクターを歴任した葛󠄀巻 清吾氏と顧問契約を締結

DNV ジャパンは、この度内閣府プロジェクトSIP第1期、第2期のプログラム・ディレクターを歴任した元トヨタ自動車株式会社の葛󠄀巻 清吾氏と顧問契約を締結いたしましたのでお知らせ致します。

就任の背景・狙い

自動車業界はかつてない大きなチャレンジに挑む大変革期を迎えています。この変革を象徴するキーワードが「CASE」であり、「コネクティッド」「自動運転」「所有から共有」「電動化とカーボンニュートラル」などへの取り組みです。

その取り組みの一つである「自動運転」では、社会課題を解決するための手段として、様々な実証実験が全国各地で行われております。その成果は社会受容性に照らし合わせ、新たなシステムやサービスによってもたらされる便益と、潜在的なリスクのバランスをどのように保つかが議論されています。

また、自動運転システムにはその性質上、未知の要素や変動することが前提の要素が存在します。こうしたシステムやサービスのリスクを従来型の画一的な基準やルールで保証することに限界があることも指摘されています。

当社は1864年にノルウェーで創業した100ヶ国以上で活動する国際的な第三者認証機関、船級協会、各種分野のリスクマネジメントを専門とする世界有数のサービスプロバイダーであり、社会に信頼を提供するアシュアランス活動に強みを持っています。

この大変革期における当社の役割は、新たなアシュアランスの確立を通して、社会への貢献を行うことです。  

今回、これまでのアシュアランス活動で培った当社のノウハウと、長きにわたり自動車業界の最前線で活躍し、現在も重要国家プロジェクトに参画されている葛󠄀巻氏の知見を融合させ、産業界のイノベーション促進と安心・安全な社会の実現をより強くサポートしていきたいと考えております。

 

葛巻 清吾氏のコメント

葛巻 清吾氏

「人流・物流の社会的課題の解決策として自動運転に対する期待は大きいですが、安全性の確保が最も重要です。社会に信頼を提供する活動に強みを持つDNVジャパンと共に、安全・安心な社会の実現に向けて貢献してきたいと思います。」

 




略歴

  • 1985年、トヨタ自動車株式会社入社。設計、開発などを経て、車両安全の機能主査として企画を担当。
  • 2016年、内閣府プロジェクトSIP第1期 自動走行システム プログラム・ディレクターに就任。
  • 2017年、トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニーの常務理事に就任。
  • 2018年、内閣府プロジェクトSIP第2期 自動運転 プログラム・ディレクターに就任。
  • 2019年、トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニーのFellowに就任。
  • 2023年、トヨタ自動車を退職。代表取締役社長として株式会社サムズ オフィスを設立。
  • 2024年、RoAD to the L4 プロジェクト推進委員会構成員、デジタルライフライン全国総合整備計画の自動運転支援道WG構成員として参画。

 

DNV ジャパン 代表取締役/SCPA 前田 直樹のコメント

「日本の産業を代表する自動車業界を第一線で牽引してこられた葛󠄀巻氏を、このたび当社のエクゼクティブアドバイザーとしてお迎えできたことを大変嬉しく思います。我々は、社会の変化に伴い、第三者認証機関の役割や立ち位置も変化していくと考えており、葛󠄀巻氏から有益なご助言をいただき、社会に大きく貢献するために、我々自身も大きく進化出来ると確信しております。」

 

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■DNV について

DNVは、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。