ISO 22000:2018への移行

概要

ISO 22000 2018年版は、2018年6月19日に発行されました。2018年版の発行後、ISO 22000:2005は廃止されます。ISO 22000:2005規格で認証されている組織は、ISO 22000:2018の認証に移行する必要があります。2021年6月19日までの移行期間に向けて、今から、移行の準備を始めることを推奨します。

ISO 22000の目的は、食品安全マネジメントのための要求事項をグローバルレベルで調和させることです。この規格は、農場から食卓までのフードチェーン全体を通じて食品安全を確実にすることに貢献しています。 この規格は、食品安全パフォーマンスに対する具体的な基準には言及せず、マネジメントシステムの設計を規定しているものでもありません。

ISO 22000:2018の主な変更点

ISO 22000:2018は、すべてのISO規格の共通のISO上位構造 High Level Structure (HLS)を適用しています。ISO 9001やISO 14001のような広く適用されているISO規格と同じ構造を採用しているため、他のマネジメントシステムとの統合が容易になります。 ISO 22000:2005をよく知っている人は、ISO22000:2005の要求事項のほとんどが、ISO 22000:2018で継続されていることに気づくでしょう。しかしながら、いくつかの新しい要求事項や改訂された要求事項があります。いくつかの変更は、HLSの適用によるものであり、さらに食品安全マネジメント特有のものもあります。変更の詳細は、こちらをご覧ください。

移行プログラムを立てましょう

DNV GLは、新しい規格への移行の準備の適切なサポートが可能です。会社によって、様々なレベルのサポートができるように、ISO 22000の移行をサポートすることができる3つの移行支援プログラムを準備しています。移行支援プログラムには、基礎トレーニングコースや移行資料から、自己評価ツールや移行監査まで、ニーズに応じたプログラムが含まれています。

移行プロセスを開始しましょう

できるだけ早く移行のための準備を始めて、必要とされる変更点を適切に組織のマネジメントシステムへ導入する計画を立てられることを推奨します。

移行のための推奨されるステップ

• ISO 22000:2018の内容と要求事項を知るために規格を入手しましょう（2018年6月19日発行予定）ISO 22000:2005の認証組織は、要求事項の差分に焦点を当てる。
• 要求事項と主要な差分の理解のために、関連する従業員のトレーニングを 確実に実施。
• 新しい要求事項と現在のマネジメントシステムとの差分を明確にし、実施計画を策定するとよいでしょう。新しい要求事項に適合したマネジメントシステムの実施と更新
• 内部監査を通じた実施の有効性評価と、必要とされる活動の特定

DNV GLの監査員は、変更の概要とISO 22000:2005からISO 22000:2018に移行するための要求事項を準備し知識を有しており、移行を効率的に完了するためのサポートが可能です。

DNVGLは組織の導入をサポート

移行支援プログラムには、移行プロセスをサポートするための様々なサービスが含まれています。

• セミナー、ウェビナー、e-Learning、自己評価チェックリストなどを通じて、規格について学び、基礎的な規格の概要、主なISO 22000:2005との変更点、移行プロセスを習得できます。  無料セミナー／トレーニング情報はこちらからご覧頂けます
• 集合教育コースや講師派遣コースの目的は、規格の内容と変更点、さらに移行に必要な手順についての詳細な情報を提供することです。これらのコースは単元組合わせのコースであり細部をニーズに合わせて設計することが可能です。
• ギャップ評価では、新しい規格の要求事項に対する現在のマネジメントシステムを評価し、取り組む必要のあるギャップを特定します。ギャップ評価により、新しい規格に適合するためのプロセスへの有益なインプットを提供します。ギャップ評価の詳細は、ニーズに合わせて調整することができます。
• 移行監査とベンチマーキングツール





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